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2020/05/05 21:50

 2020年、3月。moku.nuの作家さんと初めてお会いしました。まだ外は肌寒く、マスクの在庫はそれほどひっ迫していませんでしたし、自粛ムードはあれど喫茶店は混雑していたし、蚤の市も開かれていました。その時に初めて、私は、栗の木と儚さとを繋げて考えたのでした。


 木を素材に使うのは、長く使うほど深みが増すものだから。
 経年に耐え、その歳月を感じさせるもの、朽ちて去っていくものだからこそ、その儚さを手元で感じてもらえるものを作りたい。
 木の内側からタンニンが出てきて、酸化して、ほっこりと柔らかな黄を纏う。

 いくつか脱線をしながら、作家さんとお話をして感じたのは、飾らず屈託なく、それでいて慎重に言葉を選ばれる、すてきなお方だということ。きっと、素材になる樹木に最大の敬意を払っているのだ、と感じました。
 そのお方が選んだ栗の木、そこから削り出されたお狐さん、手触りは繊細、蜜蝋仕上げの香りが微かに。
 古来より神の使いとして、また化身として名高く、悪戯好き、賢しさを象徴する姿も持ち合わせるお狐さんですが、私たちヤドリギと、moku.nuの作家さんとを結び付けてくれた、個人的にはそんなご利益もあります。
 この2匹は、これからどのように時を経て変わってゆくのでしょうか。やさしく触れて、眺めて、傍に置いておきたくなる、そんな逸品です。


※この文章は、ヤドリギ・Sが書きました。
 これから随時アップしていく予定です。宜しくお願い致します。

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